アート・ル・シティ

「ゲストもキャストも楽しめるアーティストのテーマパーク」を創るべく奔走する市長・白鷺桜優(シラサギサクヤ)の雑多な日常。芝居をはじめとにかくアーティストとして生きながら、普通の女の子としても生活をレポート。アート・ル・シティの都民のポップでハートフルな物語もお送りします♪

半年ぶりの実家が異世界だった件について

一人暮らしをしているのはここでお話したとおりですが。

 

art-le-ctiy.hatenablog.com

 あれやこれやで半年…それ以上かな…帰っていなかった実家に先日帰省しました。

 

実家に入ったときの「異邦人感」の半端なさ。

 

家具の位置変わってるとか、自分の部屋が埃まみれで実質的に半分物置になってるとかは、まだわかるんですよ。

なんか、別世界にきたみたいな感じだったんですよね…。

「年上の友人の家に遊びにきた」とかってレベルじゃないんですよ。

知ってる場所なのに違う。もう「パラレルワールドですか?」って感じ。

そもそも「私の知ってる実家の空気じゃない…」みたいな。

 

母との会話も凄く穏やかで。

いや、険悪だったとかそんなことはなかったんだけど。

なんだろう…前に電話で話したときもそうだったんだけど「ダンスのワークショップとか人形劇講座とかで出会う同世代の女性」と同じようなテンションで私が話していて。

 

帰ってきてすぐのときは本当にそんな感じ。

 

しかもお互い「芝居のセリフでも言ってるのか?」みたいな話し方してるんですよ…。

まぁ、私がもともと早口だし、母の耳が少し遠くなってるのかもしれないと思ってゆっくりはっきり話したのもあったけど…。

 

でも母と娘という関係も存在していて…話していくうちにそれがどんどん戻ってくる…みたいな。

 

もうこれだけで「小説とか芝居のあらすじ?」って感じがしてくるよな…。

 

さらにビックリなのが。

母が夕食の買い物に出かけたあと私は自分の部屋を物色したんだ。

実家にあるもので家にあったほうがいいものないかなって。

 

それで持って帰ってきたものは

・大学の卒業式の祝賀会のために買ったパーティドレス一式

・だいぶ痩せたから着れるようになったもので、気に入った母から貰っていた古着

・祖母から母に受け継がれていたアクセサリー類

・その他、昔に買ったり貰ったりした小物

という感じで。

 

まぁ、年齢的に「第一次結婚ラッシュ」なんだけど。

結婚しそうな友達もいなければ、結婚式に呼んでくれそうな知人もいないし、そもそも私の周りのタイプの人って大々的にそこまで結婚式しなさそうな人が多い。

↑「お前それどうなのよ?」ってツッコミは受け付けない。

 

私自身が「緩く長く付き合ってく」みたいな付き合い方が好きな人なので…。

 

なんか一緒にやりたくなったら。

なんか聞きたいことがあったら。

なんか会いたくなったら。

 

連絡する・会うで充分…という人なんですよね。

「友達」と呼ぶより「友人」とか「仲間」って呼ぶほうがしっくりくる人が多いかなぁ…「知人」ともよく言うけど、少し遠すぎて寂しい感じが最近するようになったからあんまり使わないようにしてる。それでも染み付いてるから出るけど。

ステディな関係な人が欲しくないわけじゃないけど、無理に作る理由もないだろうと…下手にベタベタしても、疲れたり衝突の元になったりするだけだからさ。

 

ただ、モデル業をはじめたのもあるんだろうけど…。

「今後の自分のために必要」な気がして持って帰ってきた。

しかもモデル業のためだけじゃなさそうな予感もしてて…もっと今は想像もつかないようなことのために必要な気がして。

だから和柄のもので綺麗なものもたくさん残ってるんだけど「用途不明」なものが多くて…とにかくピンとこないものは置いてきた。

「今じゃないんだなぁ」と思って。

 

これを物色している途中でトイレに行くんだけど…なんか昭和っぽい臭さで。

「ん…?」思ってよく見てみたら。

 

人生最大に実家のトイレが汚かったんだ。

 

全体的に謎に暗いし、よくわからない汚れが便器にこびり付いているし、茶色く変色したところはあるし、便器の裏側の淵はがっつり黒ずんでるし…。

私のPCの面倒見てくれてる友人がいて…私の部屋がMAX汚部屋だったときを知っているその友人でも驚くレベルだと思う。

だって私の家のトイレ、そんな汚かったことないもん…!

マジでどうした…!? って話。

築年数の問題? いやいや、でもどうして半年そこらでこうなるんだよ…!?

 

 

トイレ掃除用のウェットティッシュはもちろんない。

そりゃ明らかに掃除してないし、ちょっとボケてきてるもんなぁ…と。

トイレブラシとその辺にあったボロのタオルとトイレ用洗剤で掃除を始めるわけだ。

その掃除をしている間に母が帰ってくるんだけど。

 

これ、芝居の冒頭風に書き起こすとこんな感じ。

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  娘が素手でトイレブラシとボロ雑巾で延々とトイレ掃除をしている。

  何度も洗剤を拭きかけ全体を洗っている。

  しかし特定の場所だけをずっと擦っている。

  そこに買い物に行ってた母が帰ってくる。

 

娘「おかえりー。なんでこんなトイレ汚いの?」

母「面倒なんだもの。最近は簡単にティッシュで拭くだけ」

娘「いや、汚すぎだよ。臭かったし」

  母、トイレに来て娘が使っている雑巾を見る。

母「それ雑巾じゃないわよ!」

娘「いや、とにかくボロ布じゃないと思って…」

母「いい。捨てるから。あんたそんなに綺麗好きだった?」

娘「全然。でもこれはないでしょ」

母「小姑みたい」

娘「俺が…?」

  母、トイレから離れつつ。

母「掃除しなくても死なないでしょー」

娘「まぁ、そうだけど…私もあんまりしないし」

母「なに?」

娘「私も一人暮らししてからそう思うようになってあんまりしない! だからどんどん汚部屋になってくんだよなぁ…」

  娘、トイレの汚れに悪戦苦闘し延々とこすっている。

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…みたいな? もうこれ芝居はじまっちゃうよねwwwww

記憶頼りに書いてるけどあんまりこれ脚色入れてないから(笑)

これトイレ掃除は小道具・大道具なしのマイムがいい! 絶対!

ちなみに本当に「俺が…?」って言ってます。私の一人称は結構ぶれるのと、これを「俺」のまま残しておくと「息子」にも書き換えやすいんです←

こういうの書くと盗作されちゃう? 使ってもいいけど、せめて一言言ってほしいなー。まぁ、盗作したところでその人のニュアンスになってくるからもはや別物だよね。全部書いたやつをまるっきり変えられるわけじゃないし。

 

多分、1時間はやってたんじゃないかな…?

それでも落としきれずに諦めた。体バキバキだったよ…。

 

トイレ掃除しながら色々考えた。

 

これから介護とかちょっと本気で考えないとかもなぁ。若いうちに済ませられる分ちょっと得か。私自身、福祉やってたから話早いし。社会福祉士取れば家にも仕事にも役立つし…とか。

そういえばあの人もあのとき子ども小さくて大変だったよなぁ。「人生のでかいイベント終わってるから」みたいな感じで同じようなこと言ってたっけ…とか。

今、あの人のために私がやれること・やりたいことを全力でやりたいと思ってる。それは本当はその人に還元することではないかもしれない。それでも私の未来に必要なことで、未来の誰かがその人のためにやってきたことを必要としてくれていると思う。だから、あの人はせめて今は私のモチベーションでいてくれさえすればいい…とか。

あの人は今私が思っているようなことを経験するんだろうか? してるんだろうか? もしかしたらそれが当たり前になってしまっている人なのかもしれない…とか。

 

そんなことを山のように。

 

それから兄も出てきて、間違って本人が被って買った本を数冊貰った。

夕食も穏やかで、ちょっとしたことを母が兄に注意する瞬間はあっても。

私が知っていて。嫌で嫌でたまらなくて。うんざりしていた喧々諤々とした母と兄の姿はなかった。

前は私と兄が茶の間で話してるだけで「うるさい」って言うような状態だったのに。

母は私に兄の愚痴を言い。兄は私に母の悪口を言う状態だったのに。

 

とにかく違和感を覚えるくらい平和だった。

 

もう「半年間で何があった?」って感じ…。

年末から年度末にかけて私が相当ごねたから?

いや、私に極端に気を使ってる感はなかった。

…とりあえず、母がなんか変わったんだろうなと。

何かを諦めたか、割り切ったか…凄く穏やかで知的な印象に変わっていたな。以前はもっと鋭かったのに。

何回か同じこと聞いてくるから健忘は進んでるんだろうけど。去年の私の公演のフライヤー、冷蔵庫に張りっぱなしにしてたし。

 

ただ印象的だったのは…母は「人が悪口を言うのは『妬み』があるからだ」って急に言い出したこと。

 

妬ましいから、人のアラを探して、苛める。

 

言ってる本人は「ただ自分の現状」で話したり動いたりしてるだけなのに、解釈によって他人からは「こいつばっかりいい思いして」ってなって、いざこざになる…。

どこにでも「他人の悪口ばっか言って暇つぶし」してるやつはいて。

その人は自分ができないことをできる人、持ってないもの持っている人を妬んでるだけだって。

 

…まぁ、そうなんだろうなと。

ただそんな風にしか過ごせなくなってしまう理由に関しては、少し疑問。

私みたいに「とにかくやってみたいことがたくさんあって」ってのはちょっと極端だとしても。

のんびりするなり、遊ぶなりでもいいしさ。

もしそこでどうしていいかわからなかったら「やれること探し」すれば。

 

やれることはたくさんあるよなって。

 

自分だけ楽しむでも。とりあえず淡々とやり過ごすでも。

記録には残らないけど誰かのためになれることだってあるし。

あの人ほどうまくできないけど、こっちはできそうとか。

あの人ほどうまくできないから、私はその人がもっと上手くやれるようにこれをやろうとか。

いろいろさ。

探して苦しんでたり、やっぱりダメってなってやめちゃったり、いなくなったりはわかるんだけどね。

 

他人を貶める形の楽しみしか思いつかないって…なんか不思議。

 

そんなことを思う、久々の帰省でした。