アート・ル・シティ

「ゲストもキャストも楽しめるアーティストのテーマパーク」を創るべく奔走する市長・白鷺桜優(シラサギサクヤ)の雑多な日常。芝居をはじめとにかくアーティストとして生きながら、普通の女の子としても生活をレポート。アート・ル・シティの都民のポップでハートフルな物語もお送りします♪

【観劇レポ】下鴨車窓さんの「渇いた蜃気楼」を観てきた

 

art-le-ctiy.hatenablog.com

 

というわけで、観てきました。

ワークショップ受けてる段階から「何をどこまで書いてもいいものか…」と非常に筆の迷う状況だったのですが。

 

今も筆が迷っています。

少なくとも、作品に関してあんまり言及しちゃいけないと思う。

 

ともかく書けるところからざくざく書いていくと…。

 

7月1~2日にかけて札幌で公演された演目です。

実は私、本来1日に観にいく予定だったのに2日ずらしてもらってます。

1日の札幌がめちゃめちゃ暑かったのと、私が個人的に忙しい状態が続いて夏バテしまして1日は全く動けず…。

 

そういう状態で「ともかく予約の変更をせねば」と劇場と団体公式TELに電話。

するとすぐに劇団公式TELから代表直々に折り返しが!

本番前で忙しいはずなのに、なんと真摯な対応!!

予約変更を快諾していただいた後に、すぐに予約変更の確認メールまで!!!

 

制作周り、めっちゃいい仕事してます…!

 

そしてなんとか2日は劇場入り。

客入れ(お客さんを劇場に入場させること。またそのときに劇場内で流れているBGM)では蝉の声が。

さらには劇場内がものすごい熱気で暑い暑い…!

2日も結構昼間は暑かったので、内心「外までくそ暑いのにふざけんなよ…」と一瞬思ってしまうレベル。会場満席だったし。

ですがこれは、夏の物凄く暑い日の演目。

「ま、まさかあえて会場まで暑くして演出効果を…! なんて凝ったことを…すげぇ!!!」とか思ったんですが。

 

前説(演劇の上演前に告知される注意事項などのこと)で。

 

「朝来たとき寒かったので暖房を入れたのですが、暑くなってきたので暖房を切りました。もしかしたら熱い寒いでてくるかもしれませんのでーー」と。

 

あ…演出じゃなかったんだ…。

でもお客さんへの配慮凄い。やっぱ誠実な人だ…!

 

演目については凄くリアル・写実的という感じで…。

今「演劇」を見せられているのか「とある人の家の風景」を見せられているのかわからないという印象。

それからかなり「見せ方」へのこだわりも感じました。

カメラマンだったら「ここでシャッター!!!」というシーンがチラホラ。

「沈黙」の威力といいますか…。

日常でも「沈黙」って誰かといると凄く怖かったりすると思うんですけど、そこといかに上手く付き合っていくか…? みたいな。そんな部分が素敵でした。

あと語りが綺麗。純粋に。

 

そして「そこにあるはずなんだけど、出てこない情報」の深さが半端じゃない。

正直、観てて「大前提としてそもそも何があったのかわからない」みたいな部分が凄く多いんです。途中で明かされる部分もあれば、最後までぼんやりしてる部分まで。

でもそれはちゃんと輪郭を持っていて。

 

しかもどこかしらに「刺さる」ポイントがあるんですよ。

これ多分、観た人とか観るタイミングによって違うと思うんですよね。

実際に作・演出の田辺さん自身も「絶対伝えたい部分はあるけれど、伝わっても伝わらなくてもいい部分、何度も観てもらって再発見してもらえる部分があっていい」といったようなことを仰っていたので…まさにその通りで。

そしてこの演目を始められて4年目で、今後も上演を控えており、さらに長く続いていく演目であることを想定される…という状況を考えると。

 

「ネタバレ厳禁だし、本当に下手なことは書けない」

 

という結論に至るわけです。

そんな中、かけることがあるとするならば。

 

過去と現在と未来が錯綜するような物語で。

本当に「蜃気楼が見える瞬間」があった。

 

ということくらいかと…。

もし「また札幌で再演」ということがあれば、ぜひまた観にいきたいと思いました。